信用取引口座の使い方とポートフォリオについて
ぼくはずっとSBI証券(昔のイー・トレード証券の時代から)を使っていて、日本株専門なんだけど、昔は何となく長期運用と短期・中期運用を分けている感じでした。でも何となくではいけないと思って徐々にトレード期間による使い分けができてきました。
よくトレード期間によって証券口座を分ける人もいると思いますし、自分も楽天証券の使い勝手がよさそうなのでトレードによって分けようかと考えたこともあったのですが、自分の性格上、何事も極力シンプルがいいと思っているので株式の証券口座はSBIのみ。
残念ながらCFDに関してはSBI証券のアプリの使い勝手がまだまだ良くないので、これだけはGMOを使っている。もう少しクリック365のCFDアプリの機能が充実してくれれば全てSBIで統一できるのにもどかしい感じなのです。
さて、本題のトレード期間による管理をどうしているのか。
これもやはりシンプルにしたくて基本は、数日、数週間から最大半年以内の短期・中期のトレードに関しては信用口座での取引。そこで得た利益で現物株を買い現物口座に関しては長期投資で運用している感じ。
アプリの画面上でも現物、信用で横にスワイプするだけで一目瞭然の管理ができるので、案外この運用が気に入っている。
たまに短期で入った銘柄が利が乗ってきて、全体の相場観や週足や月足の形状でもっと伸ばせると考えたものは現引きして長期現物口座にスライドさせることもあります。
キャッシュが十分にあっても短期トレードを信用口座で買うことを不思議がられることもあるのですが、これには投資余力を残す以外に理由があるのです。
それは「塩漬けの回避」
信用口座を開設する以前は、当然現物のみで取引していましたが、その頃は買った株が自分の思い通りの値動きにならずマイナスになっても「もう少し待てば戻すだろう」という甘い誘惑にどうしても勝つことができず、結果塩漬け、古漬けを量産することにつながっていました。
でも信用口座はそんな甘い考えでは取引できません。金利もかかるし、半年後には強制決裁が待っています。なので、信用口座を使うようになってから、シビアに損切りできるようになりました。
自分に甘く、どうしてもきちんと損切りできない人で、現物口座しかもっていない人は是非、損切り対策、塩漬け回避のためにも信用口座をお勧めします。
現在のポートフォリオの中で長期の比率は約5割強。キャッシュポジションは2~3割は常に残すイメージです。
どんな状況でもレバレッジをマックスに使ったフルポジションは取りません。
相場全体に勢いがある時に、信用口座でキャッシュポジションの倍程度のトレードをすることはあります。ただ、SBI証券1社で取引を行っているので現物株の評価額も全てではないですが証拠金とみなされます。よって、どんな急落をくらっても先ず追証が発生するような取引にはなりません。
(現物の評価額をあてにした信用枠を使って取引するいわゆる2階建てのトレードは全くお勧めしませんが)
ぼくは、自分で言うのもなんですがコツコツ派ですし、もうおっさんですし、家族もいますので、全部吹っ飛ばして退場を迫られるようなトレードはできません。少しずつでも着実に増やしていければよいかなと考えています。
そもそも株のトレードが好きで趣味みたいなものなので、楽しいことやりながらお金が増えていく、こんな素晴らしい趣味はないですよね。
週末の空いた時間に、喫茶店で自分のポートフォリオ計算してこんな文章書いているのも意外と楽しいものです。
さあ、ぼくは今後の日本株は基本的に明るいとみているので、短期でちょくちょく稼ぎつつ、長期現物を買い増して大きく資産を増やしていきたいものです。
失われた30年を取り戻す大きな相場になってほしいものです。
んじゃ。