株とカブ

株のトレード日記とカブ(バイク)の雑記を兼ねたブログ

テクニカル分析の言語化

テクニカル分析言語化することはとても良いトレードのトレーニングになると考えています。

 

チャートパターンなんていうのは、だいたいどんな本を見ても同じようか事が書かれているのですが、なぜそのパターンになるのかを自分の頭で考えて言語化することができる人はかなり株式トレードでは優位なのではないかと思うんですね。

最近、テスタさんの動画を見て思ったことなんだけど、彼の「言語化能力」と、頭の中でそれぞれの「建玉に意味を持たせてトレード」していることに衝撃を受けました。

 

ぼくも文章を書くことや、説明することは得意なほうだと思っていますが、テスタさんの思考を聞いて、「ああこれが、トレードで何十億と稼ぐ人の思考なんだな」と脳に衝撃が走りました。

 

チャートパターンで有名なダブルボトムとか、カップウィズハンドルとか、そんな名前を覚えることはどうでもよいのですが、なぜそのようなチャートパターンが形成されるのかを「需給」という側面から完全に理解し、他人に分かりやすく説明できるくらい明確に頭に入っているかどうか、これが実践のトレードで大きな差を生むのだと思います。

 

この記事のタイトルにテクニカル分析なんていう固い言葉を使ってますが、要は株のテクニカル分析って「需給の言語化・可視化」に他ならないと思います。

 

テクニカル分析のツールは星の数ほどありますが、ぼくは移動平均線しか使いませんし、日本株のトレードで大勝ちしている人のほとんどが移動平均線くらいしか使っていないんですよね。要は大勢の人が見て、需給に影響を与えているものの筆頭が移動平均線という事なんでしょう。それだけあれば十分かと思います。

 

みんなが上がると思っている株が上がり、大勢が下がると思う株が下がるわけで、企業の決算内容や著名なアナリストの予想なんかは、その大多数に影響を与えるという意味ではある程度意味を持つのでしょうが、それらを基にトレードされた結果が全てローソク足という形になって可視化されているのがローソク足チャートなのです。

はっきり言ってしまえば、ローソク足移動平均線だけ見ていれば、ファンダメンタル分析は全くなくても十分に戦えるんですよね。

もちろん長期で応援したい企業の業績を気にして好決算だから持ち続けよう位の分析はするべきかとは思いますが。個人投資家ファンダメンタル分析を極めて、それを基にトレードするのはかなり大変かと思います。

それに比較して、チャートを基に需給を読み、その時に出されるニュース等で見せる株価の反応を見て、今後上に行くのか下に行くのかを判断する力を磨くほうが圧倒的に結果につながりやすいのではないかと考えています。

 

この需給の判断で重要なのが、「普通はこの状況だったらこう動いていくはずなのに、株価がそっちに動かない、あるいは止まっている」という状況に気づけるか。これは買いでも売りでも、そこで買う人、売る人が一巡して株価が反転するサインとなるからなんですね。

 

有名なダブルボトムを例に取れば、下げた株価が一旦リバウンドを見せ、前の抵抗線当たりで再度下落するも、最初の下げと同じ位置、もしくは少し高いところで切り返した。下落トレンドの最中でこの状況が起きた時に、「あっ、これはもうこれ以上下で売りたい人がいなくなってきたんだな。」という判断をすること。

本来、下落トレンド継続であれば更に下げても良いところで株価が止まる、もしくは大きな下ヒゲをつける、陽線が出て戻す、こういうサインが出れば下げると思っている人の数よりも、ここからは上げるだろうと考える人の数が多くなってるサインですので、その流れに乗ってトレードをすることが重要なんですね。

 

特に、短期、スイングトレードをするには、この「こっちに行ってもいいはずなのに、行かない」という状況に敏感になることが株価の反転を見るのに重要なポイントなんだと思います。

 

今後のトレーニングのためにも、このチャートパターンの言語化を頭で考え、自分の言葉で説明できるように何度も何度も唱えるのを練習のメニューに加えていこうと思います。

 

チャートを読んで言葉にすること。これはおすすめトレーニングですね。

 

んじゃ。

 

 

 

 

 

 

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