カブとどこまでも。
長野県 白馬の快走ロード
相場をお休みしている間に色々とカブで旅に出た。
その中の1枚、白馬を望むカブ。
以前にもたびたび記事に書いているカブの話。
ぼくが乗っているのは、2013-2017年式の初代クロスカブというやつ。
手に入れたのは2016年の5月。
その当時も多少は原付2種に対しての流行りのような動きはあったが、その後登場することになる新型のクロスカブ、ハンターカブ、スーパーカブC125と立て続けに超ヒットモデルとなるオートバイの元祖といってもよいオートバイだと思う。
ぼくはその見た目とコスパでこのスーパーカブの進化系であるクロスカブにとても惹かれて、リターンライダーとして復活したのだけど、結果は本当に大正解だった。
どこまでも走れる快適さと、その驚異的な燃費。ガソリン高騰の昨今、これほどコストを気にせずどこまでも走れる乗り物はあるだろうか。
安価なパーツも豊富にそろっていて、少しずつ自分なりの仕様に仕立てていけるし、全く故障もしない。メンテンナンスも大いに愉しい。
そんなオートバイだから、気軽に旅に出ることができる。
自分は、海外出張で休日がつぶれることが頻繁にある。
そんな時は、帰国後天気の良い週末を狙って休暇を取り、2泊程度のツーリングに出かける。
今、流行りのキャンプツーリングではなく、荷物は極限までシンプルに、とにかく走りを楽しむためのツーリング。宿泊はもっぱらビジネスホテル。
これほどまでに気楽で最高な旅はない。
だいたいの目的地を定めて、今日は長野か、新潟か、そんなレベル感で適当な目的地を定めてスマホナビを頼りに走り出す。天気が良ければどこまでも走り、気づけば長野を越えて、富山迄たどりついたこともある。(ちなみに僕は東京在住)
それだけ走っても、走ること自体が楽しいので全く苦にならない。宿は道中で、その日の夕方くらいまでに到着しそうなところをスマホで予約。この気軽さがたまらない。
学生の頃にこんな気楽な旅はできなかった。もちろんスマホもなかったので事前に目的地を決めたら地図を何度も見直したし、宿だって事前に電話予約するか、テント泊。
今はカブとスマホと、多少のお金があればとことん身軽で自由な旅ができる。
人生の後半戦に入ってつくづく思うのは。
もっと人生楽しまなきゃという事。
子育ても概ね完了。仕事も何となくゴールが見えてそれ以上無駄な頑張りをしなくてもいいよねと思える年代になってきた。
だからこそ、もっと自分を愉しませる旅に出るべきで、いつまでも他人の顔色伺って無駄な時間を消耗したり、難しい相場の値動きに一喜一憂している時間がもったいなく思えてきた。
相場を休んで旅に出ると、かなり頭の中が初期化される。
複雑な値動きをしていた相場も大局観を持ってみることができ、「ああまだこんな値動きしているうちは入らないほうが良い」とか「そろそろ面白そうだな」という感覚が自然と湧いてくる。
何事も過ぎたるは及ばざるが如し。集中するのは良いけれど、大局観が失われるほどのめりこんではダメ。
相場が難しくなったら旅に出て、しっかりとしたトレンドが出てイージーモードになったら本格的に相場と対峙する。そんな相場との付き合い方がぼくの理想。
だから、株とカブは切っても切れない関係。
さて、次はどこにいくかな。