自分らしく生きること、それこそが誰しもがアーティストとして生きるということなんだ。
愚直に自分らしさを追求し、自分の中に潜む本来の自分の在り方を削り出すことが人生の質を高め、よりワクワクした生き方になる。
四角大輔の書いた『人生やらなくていいリスト (講談社+α文庫)』を読んで、久々に昔から思い描いていた、自分の理想の姿を思い返すことになった。
この著者のことは、今まで知らなかったが、知人が最近読んだ本の著者ということで、少し調べてみたところ、とにかく自分との共通点が多くて、一方的に親近感を覚え、先ずはこの本を読んでみた。
趣味嗜好、考え方、人生の捉え方等共通する部分が随所にある一方で、この著者の圧倒的な経験値から築き上げられた成功哲学のような部分に触れることができ、少なからず影響を受けた。
何を隠そう自分は中学校の頃、ニュージーランドでカヌーに乗ったり、釣りをする生活に漠然と憧れを抱いていた。この著者はまさにそれを実現するために、ニュージーランドの湖畔の家で、原生林に囲まれた生活をして、フライフィッシングやカヌーを仕事と趣味の垣根なく実現し、人生を謳歌している。
まさか、自分が漠然と思い描いていた生活をリアルに実現している人がいるとは・・。これが彼を知り、本を手にしたきっかけであり、一番驚いたことだった。書かれている内容も、今一度自分のこれからの人生を見つめ直す良いきっかけとなり、今まで忘れかけていたこと、いや、正確には家族や仕事のためと言い聞かせて封印してきた自分自身の考えや、やりたかったことを思い出すきっかけとなった。
よし、今年からはちょうど人生の後半戦として、自分らしく、自分本来の在り方を追求するアーティストとして自分自身をプロデュースしていってみよう。そんな気持ちにさせてもらった。
仕事は、自分ができることと、無理しないとできないことが良く分かってきている。
投資は、今年も極めて順調なスタートであり、思い描いた通りの展開。
あとは趣味のバイク、旅、以外にも今一度自分がワクワクするものが何かをしっかりと見極めていきたい。
最近では自宅での筋トレを続けていてこれもライフワークの一つになりそうな予感がしている。
紙に書く、スマホに記録する等なんでも良いが、文字に起こし、それを見た際に心が動くか、ワクワクがあるか、ゾクゾクするか、素直に自分の心の反応を確認しながらが、残りの人生を自分の「好き」で埋めていけるような展開にしていきたい。
お金はもちろん重要だけれど、いくらお金があっても自分がワクワクしながら使えなければ意味がない。自分の生涯をワクワクで埋め尽くすための資金をしっかりと見極めて、しかるべき資金を得ることが重要。
これからは自分のワクワクを優先して生きられるような人生を、一歩一歩歩んでいこう。
人は走っていける距離を過大評価し、歩いて到達できる距離を過小評価すると著者が書かれていたが、まさにその通り。
一瞬派手に成しえたような結果に一喜一憂するのではなく、着実な歩みを愉しみながら、ワクワクと愛を持っていけば、はるか遠くの偉大なる山の頂に到達できるのだと思う。「寧静致遠」ということだ。
自分らしさを追求するアーティストとして、また自分自身や他人のプロデューサーとして今後の人生をおおいに愉しもう。