サラリーマン兼業の株式トレーダーがトレード時間を決めるべき理由
日中はサラリーマンとして仕事をこなしながら株式トレードを行っている人がとても多いと思います。
ここでは、数日から数週間といった期間でのスイングトレードを前提に話を進めます。
皆さんはいつエントリー/エグジットの注文出していますか?
ぼくは基本的に、前日の夜にチャートを見て形の良いもにエントリー/エグジットの注文を出すようにしています(基本は寄り成りです)。
翌日の朝起きてニューヨークが自分の想定していないような動きになっていた場合は朝に注文を取り消すこともありますが、基本このパターンが多いです。
そしてザラ場ですが、基本的には仕事があるので個別銘柄の値動きを追うのは不可能ですね。デスクワークの場合はさりげなく、日経平均全体の値動きくらいは追えるかもしれませんが、それが気になりだしたら仕事に身が入りません。
よって次に相場全体と個別銘柄をチェックするのは昼休み。
この時点で、保有銘柄が想定とは大きくかけ離れていなければそのままでOK。
仮に昼の時点で多少損が出ていても(まあ、だいたい注文入れたその日の前場からしっかり利が乗ることの方が少ないイメージですが)基本は放置します。
サラリーマントレーダーでよほどの事件が起こらない限り、昼の時点の株価であわてて売り買いの注文を出してしまうというのはお勧めできません。
スイングトレードで数日から数週間といった時間軸を想定してトレードしているという事は最低でも日足をしっかりと確認して売り買いの判断をすべきだからです。
前場の高値が後場でヒゲになって戻されたり、前場の下げが後場で帳消しになって下ヒゲをつけるなんて言うのは日常茶飯事ですよね。むしろその一日かけて出来上がったローソク足を判断にしてトレードするのがスイングトレードの本質だと思っています。
要はお昼に慌てて注文を出してしまったり、仕事中にトイレに駆け込んで注文を出す癖のある人はトレードの時間軸をずらしてしまっている可能性が高いと思われます。
そもそも兼業のサラリーマントレーダーにはデイトレードはほぼ無理です。
仕事にもトレードにも身が入らず結局はどっちつかず、両方でネガティブな影響しか出ないと思います。
ただ、何かしらの外的要因がはっきりしていて、お昼の時点で明らかに自分の想定していた方向と逆行しそうだと直感した場合は、「後場の寄り成り」、もしくはその日の「引け成り」で手じまいの注文を出す事も場合によっては考えられます。
決して仕事中に判断を持ち越さないことが重要です。
また、お昼休みの時点で自分の想定通りの値動きになっていて、明らかに良い動きになっている場合に限っては、(もし時間が取れればですが)午後2時半から引けにかけてもう一度だけ価格をチェックし「引け成り」で追加の注文を出すこともありだと思います。
仕事の関係上、引け前の株価確認は無理という方は無理してそんな事をする必要はなく、仕事が終わってからしっかりとその日のローソク足を確認すれば全く問題ないです。
要はそれぞれのライフスタイルに合わせて、注文を出すタイミングはあらかじめ決めておくという事。
決めた時以外に慌てて入れた注文は大抵はうまくいかないはずです。
想定していない値動きに、想定していない方法で注文を入れているわけですから、仮にそれで利益が出たとしても、再現性がありませんよね。逆に変な成功体験を身に着けることによって、いつまでたってもトレード手法が定まらないことにつながります。
いつものようにこのブログは自戒の念を込めて書いている内容ですので、ぼくもまだまだ反省することが多いのが現状。
でも理想のトレードの姿は何となく見えてきているので、ここに書いたことはこれからも実践していこうと思っています。
今年もあと少しですね。ガンバっていきましょ。
んじゃ。