株とカブ

株のトレード日記とカブ(バイク)の雑記を兼ねたブログ

床屋で考えさせられた「習慣化」の持つ力。そこに思考は入りこむ余地がない。 

習慣化された行動には思考が入り込む余地がない

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我が家の近所にわりと評判の良い床屋があります。

店長ともう一人の従業員二人でやっている店で二人とも腕は良いし、料金もリーズナブル。よっていつも予約客でうまっているので、ふらっと立ち寄って散髪というわけにはいかない店。2年前に現在の住まいに引っ越してからここに通い始めてほぼ毎月のように通ってます。

 

この床屋での出来事をきっかけに、「習慣の持つ力」ってすごいんだなと改めて実感したので、記しておきます。

 

ぼく、肌が弱くて若干アトピー気味のところがあって、この1年くらいシャンプーをやめてお湯シャンに切り替えたんですね。んで、当然ながら床屋の強いシャンプーなんかを使うと痒くなるので、前もってお店の人に言うわけですよ「シャンプーは使わないで、お湯で流すだけでいいです」と。

お店の方も当然「はい、わかりました。」と気持ちよく答えてくれて、さあどうぞとあの洗髪台というか流しみたいなところに頭を突っ込むわけですね。

最初はお湯でサーっと流してくれていたんだけど、しばらくすると冷たい液体が後頭部辺りにかかり、何だか泡立っている感じ・・。

 

ぼく:「あのぅ・・」

店員:「あっ、すみません。シャンプーつけちゃいました。すぐ流しますね」

 

決して悪気がないのはこちらも分かっているので責める訳にもいかないんだけど、改めて聞いてみると、やっぱり普段からお湯で流した後にシャンプーボトルを手に取って、頭にかける動作が完全に習慣化されているのでついうっかりとの事。

 

直前までお湯で流すだけでよいと理解していても、いざ行動がオートメーション化された状態に入ると思考の入り込む余地が一切なくなるんですね。そしてぼくの頭は泡だらけになる訳です。

このお店の二人の従業員から全く同じことを計3回やられました・・。

最近ではさすがにぼくの顔を見たらお湯シャンとインプットされたようでシャンプーをつけられることは無くなったのですが、この「習慣の持つ力」って本当に強くて、逆にこの力を自分の習慣に応用できれば相当強力な武器になるはずなんですね。

 

トレードには習慣化された作業が必須

 

一番最初に考えたのは日々のトレードのことですね。

どこでエントリーしてどこで利食いするのか、はたまたどうなったら損切りするのか。これらの動作がほぼ自動化されて淡々とそれぞれの注文を入れられるようにならないと思うような結果は得られません。

 

さんざんためらった上でのエントリーは大抵は逆行します。

含み損が出ているときに時間をかけてもう少し持ち越すことを選択した株は大抵損切り幅を拡大する羽目になります。

 

「自分で決めたルールを破るな」といろんな投資系の本に書かれているんですが、ぼくは今一つこれがしっくりこないんですね。なんだかこれだと「じゃあシステムトレード」すればいいじゃんと思ってしまうので。

 

ちょっと言葉を変えるだけなんですが「自分の習慣に従ってトレードしろ」というのがフィットする感じです。

当然「習慣」の中にはあいまいな判断を迫られる時もあって、同じような日足チャートでも、その時々に応じて週足の動き、月足の動き、他の銘柄の値動きや、日経平均の値動き等を考慮し微妙なさじ加減が必要になってくるんですね。

これらも全部ひっくるめて「習慣化」できている状態というのが理想形

この習慣化には日ごろからチャートを見て研鑽を積むしかないんですね。

 

ぼくが「相場師朗(あいばしろう)」というトレーダーが好きな理由は、この職人臭さを体現しているからなんです。

自ら株職人という肩書をつけて、常時チャートを見続けてチャートの形がこうなったら、ああするという一連の作業が完全に習慣化された状態なんですね。

もうこうなると無敵の状態で35年以上毎年負け知らずのトレードを続けられているのも納得です。

他の著名なトレーダーの書籍を読んだり、FX等で勝ち続けている人の配信動画を見てもこの習慣化された動作というか所作というかがとにかく素晴らしいんですね。

もちろん裏付けされる経験と思考があるにしても、それらが完全にオートメーション化された「動作」となってトレードできてしまう領域があるんですね。

 

ここを目指すべき境地としてぼくも日々研鑽を続けているわけです。

勝ち組トレーダーになるにはまずは日々の練習が絶対に欠かせないんです。株を始めてすぐに億トレになりましたとかいうのは殆どまぐれですし再現性がありません。

集中した練習、チャートとの格闘があって初めて少しずつ習慣化されたトレードができるようになるんです。

トレードに興味のある方はまず初めの一年くらいは練習だけに集中してもいいかもしれませんね。

 

んじゃ、今日はこの辺で。

 

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