超初心者必見!テクニカル分析(チャート分析)の基本は5日移動平均線。
移動平均線が読めれば株価の波が読めるようになります。
初心者の方にいきなり移動平均線やMA(Moving Average)と言っても、全くわかりませんよね。
大丈夫です。株式トレードをやってみようと思っている方はまずはこの記事を最後まで読んでみてください。
とても単純ですがとても優秀なツールとなることがわかるはず。
「移動平均」とはどういうことか?
そもそも移動平均って何という方のために解説します。
要は平均を計算する際の基となる数字(株価)が移動するという意味です。
例えば、直近5営業日の終値が次のような銘柄の場合。
1日(月)の株価の終値 500円
2日(火)の株価の終値 600円
3日(水)の株価の終値 650円
4日(木)の株価の終値 620円
5日(金)の株価の終値 660円
単純に(500+600+650+620+660)÷ 5 を計算した値が移動平均の値です。
この場合、5日移動平均の値は606円となります。
次の日は土日は相場がお休みですので、8日(月)の株価を追加して、先週の火曜日から8日(月)までの株価の終値の合計を足して5で割ったものが8日時点での5日移動平均の値となります。
8日の終値が700円だったとすると、8日時点での5日移動平均の値は646円になります。
毎日毎日この値を直近の5営業日の終値の合計を5で割ったものを繋いで線にしたものが5日移動平均線という事になります。
移動平均線はどう使う?
さて、移動平均線がいったい何に役立つの?という疑問が出てくると思うのですが、移動平均線の期間の中でも、多くの人が最も短い期間の線として使うのが5日線。
5日間の終値の平均値を繋いだ線ですね。
この5日線が横ばっているか、もしくは上向きの時に、ローソク足の実体が半分以上陽線で上に出て来たとき、僕が愛読しているトレード技術のトリセツである『一生モノの株のトリセツ』(相場師朗著)ではこれを「下半身」と呼び、絶好の買いエントリーポイントとして説明されています。
他の方が書かれたテクニカル分析の本にも多くがこのきっかけとなるサインに注目しています。多くの人が注目しているという事はそれだけみんなのエントリータイミングとして優秀な指標と認識されているという事。
下の図で赤い線が5日線だとするとそこに、始値より終値の方が高い陽線が半分以上突き抜けた状態。ここでエントリーするとその後数日間はあげる可能性が高いといわれている場所。
もちろん、相場に絶対はないので必ず上がるなどとは言えませんが、興味を持った方はぜひ過去のチャートの5日線を注意して見てくださ。
その後1週間程度上げに転じる場面の最初のきっかけにこの「下半身」が表れているケースが多いことに驚くと思います。
もちろん移動平均線の使い方はこれだけではなく、もっと多種多様で奥が深いのですが、一つずつマスターしていくことで見える景色が変わってきます。
先ずはこの5日線に現れるシグナルを見逃さないようにチャートをチェックしてみてください。
「空売り」をやる方にとってはこの逆パターンもあります。
横這いもしくは下向きの5日線に実体の半分以上陰線で下に突き抜けたらそこは逆下半身となり、絶好の空売りエントリータイミングとなります。
いずれにしてもまずは5日線の1本。相場式(あいばしき)では基本的にはこれに加え、20日線、60日線、100日線、300日線の計5本の移動平均線を使い。その順番や、傾きや、密集度などをヒントに、株式相場を読み解いていきます。
興味を持たれた方は、相場師朗氏の本を読んでみてください。
おすすめは以下の本です。
それまで見ていた株価チャートがこんなにワクワクするものだったのかと目からウロコがボロボロと落ちてきます。
また一通り本を読んだら、自分でチャートを見ながら検証することも重要です。
本に書いてあったからと言って鵜呑みにせず、自らチャートを見て確かめるくらいの執念深さがトレード結果として現れてくるでしょう。
ちなみに基本的には株式トレードを基に書かれていますが、もちろん相場が形成されるものであれば、FXでも商品先物でも、なんでも応用がききます。
是非「相場式」でトレードしてみたいと思った方は、先ずは5日移動平均線の下半身から始めてみてはいかがでしょうか。株にする技術を一つずつ身に着けることでトレードで大きく負けない。安定して勝ち続けることができるようになるというのが相場式の真骨頂です。
その後は徐々に投入する資金を増やしていけばどんどん手元の資金は増えていくはずです。
テクニカル分析でいろんな指標を覚える必要はありません。
移動平均線だけで十分トレードできることは実証済みですので是非トライしてみてください。
んじゃ、また。